2007年12月11日(火)19:31

デンマークはEU改革条約の国民投票を断念

コペンハーゲン(AP)

デンマークは欧州連合の改革を定めた条約を国民投票で採決せず、議会の批准に委ねることになる。アンデルス・フォー・ラスムッセン首相は火曜日、政府はこの条約が国家主権に何ら影響を及ぼすものではないとの結論に達した、とその理由を述べた。デンマークの憲法では、主権の一部を国際機構に委譲する場合は国民投票が必要と定められている。

デンマーク議会の過半数の議員はすでに条約を支持する旨を表明している。1973年のデンマークのEU加盟以来、これまでEUに関して5回の国民投票が行なわれている。改革条約は木曜日リスボンでEU加盟国の首脳によって調印される。これまでのところアイルランドのみが改革条約を国民投票にかける予定である。アイルランドは憲法で国民投票が義務付けられている。

原題:Daenemark verzichtet auf Referendum zu EU-Reformvertrag




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